美容師が教えるドライヤーの選び方と痛みづらいドライヤーの使い方

こんにちは長野市美容院ローロです。

今回はドライヤーを使っていて感じるパサつき、痛み。まとまらなさが気になる方、ドライヤーの温度と痛みのお話です
毎日手放せなく、いつもキチンと行なっているブロー、でもそのせいで髪の毛って傷んでるのかな?
なんて思っている方。もう一度おさらいも含めてご覧いただけたらと思います。
結果としてはこれが一番と感じます

ドライヤーはなるべくワット数の高い風の強いものを選ぶ。

②1000w以上なら30cm離して乾かす。
(それ以下なら20cmを目安に)

ドライヤーの吹き出し口は約100度の熱風。なので気になる方は温度調節できるドライヤーも考える余地あり

細毛・ネコッ毛の方は温度調節できるドライヤーもあり

8割乾かしてからブロー
(まだ少ししっとりしてるかな位)

ドライヤーの選び方と使い方、ブローのタイミングで大事なことは?

僕の髪質が熱のダメージに弱く『切れ毛』『枝毛に』繋がりやすいのです、
実体験も含めて詳しく解説いていきます。


①ブローで髪に負担をかけない乾かし方はワット数の高い方がいい

『髪を乾かす事』『ブロー&セット』

この2つは別物と考えることが大事
そして髪は痛むものです、ですので痛みを和らげるための説明をしていきます。

極端な例ですが。乾いてもいない髪の毛にコテ使ったりブラシ使ってブローしても髪の毛の形が変わりません

まずは乾かす。その次に髪の形を変える

そんなの当たり前!なんて思いますが必ず守る事で熱によるダメージは少なくできます。
ブローする方はまず8割まで乾かしましょう

1000w以上なら30cm離して乾かす。
(それ以下なら20cmを目安に)

こんな感じで乾かしてあげることで熱を当て過ぎないで早く乾きます。熱のダメージも予防できますよ!!

近い方が風強そうだけどそんなことないの??

もちろん風の強さも必要ですが、風の量も大事です。だからワット数を基準にドライヤーの距離を変えてます

ブローをしないパーマヘアの方はこちらもご覧ください↓

ドライヤーの吹き出し口は約100度の熱風。なので気になる方は温度調節できるドライヤーも考える余地あり

100度もあるんだね、確かに熱いと思っていた

ですよね、そして熱いと感じるほどドライヤーを近づけるのもダメージに繋がりますので注意してください。

④ねこっ毛、細い髪質。ボリュームが少なくなってきた方。ドライヤー熱ダメージ予防法

まずは乾かす事ができたら、今度はブローダメージを和らげるお話し

ここまで来て、ねこっ毛の方は注意してほしい頃があります。

なになに?

どちらかと言うと細く、薬に対して抵抗が強い髪質ですが、まれに熱に弱い髪質の場合があります。

え!そうなのですか?
知らなかった~

そうなんですよそんな方はなるべくドライヤー離して使う事と熱の調節ができるドライヤーをおすすめします!

そんなのあるの?

家電量販店にも、まれにありますし見つけるのが大変な場合相談下さい。

8割乾かしてからブロー(まだ少ししっとりしてるかな位)

ブローって最初は上手くいかないのよね、変な癖もついちゃうし、毛先パサつくし
結局それで痛んでる気がするし…困っちゃう。

で…ですよね!

まずはブローの基本をまとめます。

ブローで肝心なのは以下の点を気を付けてやってみて下さい。はじめから全部守らなくてもいいので、参考にしてみて下さい

  • ブローのタイミング(ブラシを入れ始める)は8割ドライしてからがベスト(まだ少ししっとりしてるかな?位)
  • くせが強い所から始める
  • 主にこの辺(赤丸の中)に注力する事おすすめ

特に顔周りは毛が細くて傷みやすいので、乾かしすぎにならないよう、最初にやる事をオススメします

それと、せっかくだから

少しでも上手にやるやり方は

  • ①全体、根元を立ち上がらせるように梳かし(とかし)直す。
  • ②ブラシでもクルクルドライヤーでもどちらでもOK

①は右サイドは左サイド。左サイドは右サイド。右後ろは左サイド。左サイドは右サイド。

そんな感じに梳かして(とかして)てください

ブローの仕上がりについてや、細かな事は違う機会にお話しいたします。

ドライヤーのダメージの原因は?

何故乾かしすぎで痛むの?濡れてる時にブラシ使い始めるのはなぜダメなの?

髪の毛は80%~90%ケラチンタンパク質と言う物質でできています。

そもそもタンパク質は熱による変性を起こします。
それが『タンパク質変性』と呼ばれるものになります。

タンパク質変性とは卵をフライパンで焼いたときに白身が固まる事もタンパク質変性の現象です。

しなやかで柔らかな髪も熱の当てすぎでタンパク変性が起こっているとしたら…

固くなるって事??

そういう事です。ちなみに髪の毛でタンパク変性が起こる温度は髪の水分量で異なります

タンパク変性温度と髪の水分量

  • 濡れてる状態→50度からタンパク変性が始まる
  • 半渇き→80度からタンパク変性が始まる
  • 乾いた髪100度から

こんな感じです、ブローのタイミングは8割ドライ(乾いてるけど、まだ少ししっとりしてるかな位)からブラシ使っていく理由はここにもあります。

そうする事によるドライヤーの熱のダメージが防げるのね!
因みにドライヤーって何度なの??

いい質問ですドライヤーは吹き出し口付近で約100度の熱風が出てます。
だから正しいタイミングでブローをしてもどうしてもダメージは出てしまします。

じゃあ痛ませないって無理なの??

正直カラーやパーマしてなくても日々のシャンプーやドライヤーで髪の毛って痛んでしまうのです。だから洗い流さないトリートメントなどと、上手に付き合う必要があります。

因みに『じゃあ乾かさない方がいいじゃん』って思う方もいるかと思いますが、そこはもっと痛むし、頭皮にも負担なので乾かしましょう!

まとめ、ドライヤーの上手な使い方

ここまで話して何となく輪郭はつかめたでしょうか?ブローをどう上手にやるかも基礎を知っておくとさらに時短で上手にセットできます

まだまだ理解しきれてないです(;’∀’)最後に要点だけまとめて下さい!

よろこんでー

  1. ドライヤーの選び方はワット数の高い物を選ぶ(早く乾く)(癖の弱い方はドライヤー温度の調節機能がついてるものでも満足のいく仕上がりになりやすい)
  2. ドライヤーは風の力で髪を乾かす(風量を増すため離して使う)
  3. まずは8割ドライを目安に乾かす

この3つはタンパク変性による髪へのダメージを予防する為と早く乾かすコツになる

  1. 8割ドライしてからブラシを使ってブローをしていく
  2. 上手にセットしたい方はブロー前にクシで梳かし(とかし)直す。やり方は↓
  3. 右サイドは左サイドへ 左サイドは右サイドへ 右後ろは左前へ 左後ろは右前へ梳かし直し、その後手櫛で直してからブロースタート。

ブローはこの3つを基本にしておくと熱の当て過ぎによる負担を減らせます。

そもそも髪の負担を減らしてセットできるようになるとどんなメリットがあるのでしょうか?

ツヤ。まとまり。ダメージ減らせてカラーの色もちアップ。

これだけで疲れた奥様に見えづらくなるので友達にも『なんか髪の毛イイね!』なんて言われやすくもなります!

嬉しいですよね!同性から褒められるって大人になるとメッチャ嬉しいですよね!

まさに僕たちが目指してることですよ!

このこと以外にまだ気になる基本的な乾かし方等ございましたぜひお問い合わせください。
それでは今日はこの辺で!最後までご覧いただきありがとうございました!

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