パーマセットでパサパサしたり広がる時の上手な乾かし方。美容師が教える失敗しない方法。

パーマかけたいけど上手くセットができるか心配

パーマをかけてみたけど、なんかパサパサ

ネットで人気が高かった、セット剤も使ってるけど何故か失敗、つけ足りないのかな?

初めてかけたパーマで髪がパサパサになってどうしていいかわからない。

これかなり悲しいですよね、せっかくイメチェンを期待してパーマかけたけどセットが上手にできない、こんな状況にならないように、ぜひ最後まで目を通してみてください。

パーマのセットは乾かし方で8割が決まります
乾かしただけでスタイルが決まる事を期待する方は意外とパーマはオススメできないのが本音です。
だから肝心なのが、いかにパーマを残して乾かすかを意識して下さい、結果から書いていきます。

パーマの上手なセット方法

毛先は乾かし切らない事、その状態でセット剤をつける

根元中心に乾かす、根元から乾かす

それを意識してパーマはハーフドライ(50%だけ乾かす)

パーマ経験が少ない方が特にこれができていない事が多く、乾かし過ぎが原因でパサついたりセットを失敗します。

パーマがパサパサしない乾かし方

パサつきの原因はパーマのダメージではなく乾かしすぎが大きく影響されます
そもそもストレートだった時と髪の状態(形状)が変わり、毛先の乾燥は目立ちやすくなるのでパサついたり痛んだと感じやすくなります。
ですのでセットする際に乾かしすぎない事が大事です。

  • 根元を乾かすことを目的にするためドライヤーの風を送る場所は赤丸の部分を狙う
  • 指を下から(内側)から入れ風の流れを頭皮の方に行くように意識する。
  • この時点で毛先には風を当てない(多分勝手に当たるのでそれで充分)

  • 右側の毛は生え癖が下に向いていてパーマが出にくいので少し首を傾ける
  • 髪が頭皮に対して真横に向くように根元を乾かす
  • 右側も最初の画像と同様に赤丸の辺に風を当てる(根元中心に)

これは基本!頭の下から徐々に上に向かって乾かしてみてください。
分け目の辺、髪表面の毛は首を傾けたり頭を下に向けて同じような事をやってみて下さい

頭に血が上りそう!

ちょ…ちょっとね(;^ω^)

上手にセットするには乾かし方が肝心

根元の乾かし方のお話しいたしましたが、多分こんな声が聞こえます

毛先…どうすんの?

やってみると分かりますが。意外と毛先は乾かさなくても乾いてしまいます

…そなの?

ドライヤーの風を送っている時に毛先もいろんな方向に動いたり、ドライヤーの風がこぼれて毛先に当たります。
その影響で毛先は自然と乾きます。もちろんしっかり乾くわけではないので、お風呂上り、すぐに布団に入る方は注意も必要!この後に説明いたします

先ほども言いましたがパーマのセットは8割、乾かし方で決まります。言い方変えると『乾かす』ではなく『乾かさない所を残す』事が肝心です。そして大体パーマは中間から毛先にかかっていることが多く、パーマがかかっているところは乾かさないようにしてあげることが肝心なのです。

そっか、そういう事ね、でもショートの場合はどうするの?

ショートの場合も一緒ですですがショートの場合は毛先に風も当たりやすいので少し難易度もあがりますね。それについてももう少し後で画像と一緒に解説していきます。

上手にセットするための乾かし方だが難点も…

寝る直前にお風呂入る方は要注意!
ハーフドライだとダメージに繋がりやすくパーマが取れる、パサつく原因も!

散々『ハーフドライ』や『毛先は乾かさないで!』と言ってきましたが、お風呂上がりでそのままお布団に入る方は乾かしてください。髪の毛が濡れている時は枕に当たった時の摩擦でダメージも出やすいです。なのでこんなやり方で気を付けてみて下さい。

  • 毛先が濡れてるときは自然乾燥させてからお布団に
  • そんな時間がない方は毛先までしっかり乾かしておきましょう
  • その場合パーマ部分は朝の乾燥しすぎ予防で乳液タイプのアウトバストリートメントを付けておく

実際セットなども朝やることが多いと思います。夜に髪を乾かしてパーマを残した状態で寝たとしても、やはりセットは朝、パーマ部分はもう一度濡らすことをおススメします。

この時に乾きすぎてる毛先は中々水分も馴染みづらいの夜のうちにアウトバストリートメントなどで保湿をしっかりしておくと『朝の髪の乾燥』を防ぐ事ができ、すると朝に水をなじませやすいのでパーマが出やすいです。

因みに僕はハーフドライせず、フルドライ(100%乾かす)してしまいます。

そしてセットの時に毛先を濡らし直します。

頭皮が濡れてると頭皮トラブルも出やすいのでその予防も兼ねてます。

僕は頭皮の為にもフルドライ(100%乾かす)する

ショートカットでパーマかけてる方。お待たせしました、ショートのパーマセットの仕方。頭皮トラブル予防したい方。朝のパーマセットを上手にしたい方、ご覧ください。

頭皮が濡れている時間が長ければ長いほど頭皮ニキビや頭皮の臭いは気になりやすくなります。

なのでパーマでも完全に濡らしっぱなしにせず頭皮は乾かすことがとても大事です

しかし髪の毛を完全に乾かしたい方が、それをすると髪の毛ってこんな感じになりませんか?↓

パーマがかかっていることで毛先はパサパサし広がる。毛先もまとまらない。
しかしその髪の毛を再度、濡らし直してからセットすると↓

濡れただけでまとまりよくなります。
赤い範囲で濡らしなおしました、濡らし方は2通り

  • 水スプレーで範囲を狙って濡らしなおす
  • 水道水で手を濡らして狙った部分を何回かに分けて握って水を付けていく

実際僕はスプレーで濡らしなおします。頭皮も心配なのでフルドライしてその後毛先を濡らします。こんな感じ↓

この状態でセット剤を付けていきます。濡れてる状態でセット剤つけるのでウェットっぽくなります、それが嫌いな方はマット系に仕上がるのセット剤をお勧めします。
そして付けた後に自然乾燥させ、そこを手で揉みこむ様にすると自然な仕上がりに近づきます。ウェット感があってもいい方はやる必要はありません。

上手にセットをすることでパーマの持ちもよくなる。

最後になりますがパーマのセットが上手にできるようになるとウェーブは長持ちします、かける頻度も低くなり髪の毛の負担も少なくなるので施術もしやすくなり、美容師側もお客様側にもWinWinの関係に繋がります。

大事な事だけもう一度おさらいです

  • 髪を乾かす時は根元を乾かす。
  • 基本的な乾かし方はそれだけだが右側は根元が立ち上がるように首を傾ける
  • 寝る前は毛先が濡れていない状態にする。(毛先の保湿を忘れずに)
  • 朝のセット時は水スプレーや手を濡らして揉みこみ、髪を濡らしなおす。
  • セット剤つけて自然乾燥させその後、好みで質感調整

全くパーマのセットに慣れていない方にとってイメージしづらいですが、この文章を読みながらセットしてみても時間は十分にあるので試してみて下さい。

以上になります。またの更新も楽しみにしていてください。次回はオススメパーマスタイルのお話しします

当店の説明を漫画でも読めるよ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA